2020年6月28日 24/20℃ 曇り
この週末は思いがけず2連休になったため各地を転々としながら気
其々断片的な観察だったことからそちらの様子は簡素にご紹介。
先ずはチゴモズ。
♂が餌を運搬する様子が見られました。
おそらくあと一週間ほどで巣立ちを迎えると思います。
サンコウチョウ。
チゴモズを観察しているとヒラヒラと飛んでいる姿を目にしますが
そのため繁殖状況は把握できておりません。
オオセッカ。
囀り飛翔をする個体を3羽確認できました。
他にも声が聞こえたのでもう何羽か生息しているものと思われます
チュウヒ。
こちらの繁殖状況は順調なようです。
一つのエリアで3ペアが繁殖しているようで、餌の受け渡しをする
この様にして週末は繁殖状況の確認に勤しみましたが、今回の日記
先ずは観察に至るまでの経緯から。
遡ること5月20日夕刻、鳥友さんより問い合わせの連絡が入りま
確認してみると『ブッポウソウと思われる鳥を目にしましたが飛ば
確認できた環境を伺ったところ渡りの途中の個体である可能性が高
しかしブッポウソウはよく電線に止まる鳥なので「戻って来てもお
追って連絡が入り内容を確認してみたところ画像が添付されており
~後日~
若葉寒が続き雨の降る日が多かったこの頃、渡り鳥は足止めを食ら
抜けていないことを願いつつ、確認された現場に行ってみると電線
観察記録をふりかえってみたところ、私が最後に姿を見たのは20
久しぶりに見ることができましたが美しい・・・
森の宝石と例えられることがありますが、グラデーションが美しく
見惚れていると不意に飛び立ち反対側の山の斜面へ。
暫く観察を続けると何ヵ所か止まる位置が決まっているようで、徐
ブッポウソウは見晴らしの良い場所に止まり、フライングキャッチ
その為、過去に観察した際にも止まり易い場所を把握することで様
ここで疑問が。
渡りの途中の個体にしては行動パターンが決まり過ぎているという
地形を把握しているようにも思え、暫く前から滞在しているかのよ
ひょっとして人知れず毎年この場所で繁殖しているのではと思いま
過去に観察を行った場所はブナ林で、毎年繁殖を確認できていまし
しかし過去の観察記録は限定的だったこともあり、ブッポウソウが
これもひとつの経験だと思い観察を続けていると、付近で稲作に従
農『何ぃ撮ってだぁ?』
私「鳥っこ撮ってだすな」
農『あの青い鳥っこだが?』
驚いたことに農家さんはブッポウソウの存在に気付いていました。
有力な情報を得ることができるかもしれないと、毎年見ているのか
質問を変え、いつ頃から見かけるようになったかという問いには『
「道理で行動パターンが決まっている訳だ」
更に農家さんからは『青い鳥っこ2羽いだや』という情報が。
観察していた個体が鳴き声を発した際、別の場所からも微かに鳴き
俄に繁殖の期待が高まりましたが今年初めて見たという農家さんの
そのため下手に近寄ることはせず、定着し繁殖してくれることを願
~後日~
暫く続いた雨もあがり天候の回復と共に気温の上昇が予想された休
間もなく飛び立つと採餌を開始。
所定の位置に止まり虫を見付けると素早く飛び立ちます。
しかし私の位置からは距離が離れている為どんな昆虫を捕獲してい
この時に初めて別個体のブッポウソウを確認することができました
それでも確実に2羽居ることを自分の目で確認することができまし
しかし喜びも束の間、採餌をしていた個体が別個体の近くを飛ぶと
「も・・・もしかして、抜けた?」
待てど暮らせどブッポウソウは戻って来ません。
抜けた可能性も否めませんでしたが、一度現地を離れ夕方に再び足
一体何処で鳴いているのか・・・
見つけた。
画像の中央にしっかりと写っています。
画像を最大まで拡大するとこの通り。
いかにもブッポウソウが好みそうな枯木に止まっていましたが、そ
枯木に止まるブッポウソウはフライングキャッチで採餌しておりそ
陽に照らされた翼下面も美しい。
今までにない行動を見せるようになったブッポウソウ。
この行動は気温が上昇したことで餌となる虫が高い場所を飛んでい
かなり粘って観察しましたが、この日は高圧線に止まったままの時
そのため翌日の早朝、低い位置に止まる姿が見たいと思い現地へ行
この日は朝から快晴で、確認当初と行動が変わったのは天候が影響
再び天気が崩れると低い場所に止まる姿が見れるだろうと早々に現
やはりこちらの場所は渡りの途中に立ち寄っただけだったようで、
残念ですがこればかりは仕方ありません。
僅かな期間だったものの、私にとって5年ぶりとなる観察は過去と
次の出会いはいつになるのか想像もつきませんが、今回観察するこ
ブッポウソウの観察記はここまで。