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2025年1月27日

 

 

 

本日更新の日記は昨年12月29日の観察から。

 

寒波襲来に最大限の警戒が呼びかけられた昨年末、この日は暴風雪警報が発令されるなか大潟村を中心に探鳥を行いました。

 

とある鳥をお目当てに村内を巡回しましたが強い西風の影響を受けてホワイトアウトの連続。

あまりの悪天候に探鳥の中止も考えるほどでした。

 

 

闇雲に農道を走っていると目にしたのはガンの群れ。

地吹雪を耐え忍んでいるといった風に見えましたが彼らはこの天候をどのように感じていたのでしょう。

 

 

厳しい環境下で暮らす一面を切り取ろうと思ったものの暴風に煽られ撮影もままならず…

 

この日は分散傾向にあるハクガンを行く先々で目撃しましたが、これまでに見ることのなかった場所での確認が相次ぎ不可解に感じることも。

 

 

積雪前は容易に探すことのできたハクガンも、この頃は景色に溶け込み見つけることが難しいと感じる人も多かったのではないでしょうか。

 

Snow Gooseと英名にあるように雪景色のなかではその存在に気付くことができません。

 

農道で採餌していたこちらの個体群も白い羽衣が保護色となり、双眼鏡あるいは望遠レンズ越しでなければ景色に同化して見えました。

 

 

スナップ撮影程度にこの場を後にすると別の群れに遭遇。

 

この時は地吹雪に曝されていなかったためか採餌する個体が多かったように思います。

 

 

1羽1羽なぞるようにチェックしていると白い羽が血に染まる個体を発見。

撮影した画像を拡大したものがこちら。

 

 

出血の原因は何なのか…

痛々しい姿に心配が募ります。

 

こちらの群れもスナップ撮影程度に切り上げると再び別の群れに遭遇しました。

いざ探すとなると見つかりませんが、欲の無い時ほど出会いに恵まれるのはバードウォッチングによくある話。

 

ガイドとなると尚更のこと、いつもは居るはずの鳥が見られなかったりとリクエストに応えるのは難しいものです。

 

 

この時、何処からともなく別の群れが飛来。

 

 

着陸地点を確認するように上空を旋回。

間もなく着陸態勢に入り次々に降下。

 

 

その様子を撮影していると突然の飛び立ち。

 

 

一斉に飛び立ったためファインダーはガンの群れでいっぱいに。

 

 

何事かと思い周囲を見渡すと接近しつつあるオジロワシを目撃。

ガンの群れはワシの接近に敏感です。

 

 

この時、上空を通過したのは若い個体でしたが似たようにも見えるトビに対してガンの群れは反応することがありません。

自分にとって何が脅威であるのか見分けがついているのでしょう。

 

お目当ての鳥を探し方々回ってみたものの気配すら感じられず遂に挫折。

 

ハクガンはスナップ撮影に留めていたこともあり、観察らしい観察をしたいと考えた私はミヤマガラスの群れのなかからコクマルガラスを探すことに決めました。

 

好条件に見られる時ほど勤務中なのが成鳥のコクマルガラス。

 

 

欲の無い時という話は正にこの様な状況です。

 

 

スマホでも撮影できてしまうため「カメラさえあれば」と度々思いますが、この日は敢えて幼鳥の観察を試みることに。

 

ミヤマガラスの群れが長期間トウモロコシ畑で見られていたこともあり、現地へ行ってみたところ…

 

成鳥を発見。

 

 

前言撤回、成鳥を観察することに。

 

実はこの日までこちらの群れには成鳥が確認できていなかったため幼鳥の観察を考えましたが、これまで見落としていたのかもしれません。

 

 

じっくりと観察してみるとこちらの個体、若干灰色がかっているように見て取れます。

 

 

亜成鳥と判断するのが正しいのか、単に個体差の範疇なのか…

 

齢に纏わる話は別として、遠慮がちに行動するコクマルガラスは可愛らしい。

 

 

自分たちは別種の群れに混ぜてもらっているという感覚があるのか、いつ見てもコクマルガラスは遠慮がちだと感じます。

 

そもそも何故ミヤマガラスの群れに混ざるのでしょう。

 

 

留鳥として暮らすハシブトガラスやハシボソガラスに混ざってもいいのでは。

 

『俺、渡り鳥だから留鳥には混ざらん』と言うなら納得できますが、聞いたことろで分かるはずもありません。

 

 

不意に飛び立った姿を連写しましたが、こちらの画像だけを見ると成鳥のようにも思えます。

 

 

時々飛んでは姿が見えなくなり、元居た場所へ戻るとトウモロコシを咥えている場面が多くありました。

 

 

その場で食べたらいいものの、わざわざ咥えて戻るためミヤマガラスに横取りされることも…

 

横暴な扱いを受けながらも群れに混ざる姿は健気にも感じます。

 

 

しかしこれは人間目線の勝手な感情。

 

サイズが小さいというだけで可愛く思えてしまいますが『キョン キョン』と自己主張激しく鳴くのは『馬鹿野郎 この野郎』と言っているのかもしれません。

 

 

結果としてお目当ての鳥は見つけることができずに終わったものの、この日はコクマルガラスを観察することにより充実感をもって帰路につくことができました。

 

次回こそ幼鳥をじっくり観察したいと思います。

 

 

本日の観察日記はここまで。