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2026年1月19日

 

 

 

本日更新の日記は昨年12月29〜30日の観察から。

 

冬季休暇二日目の12月28日はヤマドリをお目当てに山間部を巡回しましたが、冬将軍がもたらした積雪量に絶句。

冬のヤマドリ観察は絶望的という現実を突きつけられ、何の手懸りも掴めないまま帰宅を余儀なくされました。

 

翌29日は正午前から予定が入っていたため、前々日に見られたハギマシコに目的を絞り男鹿半島へ。

 

 

冬季休暇三日目。

 

 

年の瀬としては異例の暖かさとなった12月29日。

午前9時頃からの雨予報を受けて急ぎ足でハギマシコの生息環境を見て回りましたが、何処を探しても見つけることができず…

 

海鳥の観察は失敗に終わり、ヤマドリも絶望的。

挙げ句の果てにハギマシコも外し、何一つとして思惑通りに事が運びません。

 

二日連続の空振りだけは避けたいと大潟村へ足を伸ばしたまでは良かったものの、問題は何を観察するべきか。

 

観察難易度を考慮した場合、見つけ易さからオオワシなどの猛禽類、ハクガンなどのガン・カモ類が候補に挙がります。

しかし見つけ難い鳥を観察することに快感を覚える私は難易度の高いコミミズクを探しました。

 

そうは言っても隠れん坊名人のコミミズクを探し出すのは骨の折れる作業。

探したからといって必ずしも見つかるものではなく、骨が折れる前に心が折れてしまいます。

 

この日も探し続けて心が折れかけた頃、暗渠の横に不自然な塊を発見。

 

 

やっとの思いで見つけたコミミズクでしたが、その姿を見てふとした疑問。

 

 

風を凌ぐには心許ない小さな暗渠。

寄り添うように居たのは習性なのか。

※暗渠(あんきょ)とは土壌の排水性を良くするための物。

 

フクロウ類は木の幹に寄り添って止まることが多く、地面に居るコミミズクも似た習性があってのことかと考えました。

 

 

習性の話とは別に、この時の画像を拡大して分かるのは非常に分厚い角膜。

 

 

分厚い角膜こそ夜間に行動するフクロウ類の特徴。

レンズとしての屈折力が高いため月明かり程度の光量であっても多くの光を眼内に取り込むことができます。

 

例えて言うなら「とても明るい大口径レンズ」といったところでしょうか。

 

 

場合によっては日中に狩りをすることがあるものの、雨天ではほとんど動きを見せないため観察時間はほんの僅か。

 

そのため他の個体を探して回ると今度は水位観測管の横に佇む個体を発見。

 

 

最初に見つけた個体と同様、何かに寄り添っていたい表れだったのかもしれません。

 

こちらの個体を発見した頃には土砂降りの天候に変わったため冬季休暇三日目の探鳥はここまでとしましたが、この冬は絶望的と考えていたヤマドリの観察に光明が…

 

 

冬季休暇四日目。

 

 

季節外れの雨は一晩中続き、12月30日はヤマドリを観察するにあたって絶好のチャンスが到来しました。

 

自宅周辺の雪は綺麗に融けて無くなり、山間部の雪融けも相当進んだことでしょう。

こうした期待から餌場となる田んぼを覗いてみると…

 

思いのほか雪融けが進んでおらず。

 

 

これではヤマドリが出るはずもありません。

 

またしても当てが外れ失意の底に沈みましたが、ヤマドリが居なくなった訳ではないと周辺を隈無く捜索してみることに。

 

過去の観察例を基に山肌を見ながら移動していると、車道脇の沢沿いに複数のヤマドリを発見。

 

 

しかし私は重大なミスを犯しました。

 

藪越しの発見であったため少しでも抜けを良くしようと車を後退させたところ、警戒したヤマドリは次々に沢を離れ笹藪の奥へ…

 

 

何故、不用意に車を動かしたのかと後悔したところで後の祭り。

 

見通しが悪い環境とあって正確な数を把握出来ませんでしたが、この時に確認できた個体は雌が5〜6羽。

 

 

遠くに雄を1羽確認できましたが、こちらの個体も雌と共に群れていたのかもしれません。

 

 

好機を逃した悔しさよりも警戒させた後味の悪さだけが残り、出会い頭に良い観察はできないだろうと考えました。

 

そのため雪融けの進んだ田んぼを探して回ると山肌を歩くカモシカと遭遇。

 

 

滑り易い急斜面を移動して転げ落ちないのが不思議です。

 

 

間もなく観察に適した田んぼを見つけ一時間ほど待機した頃、年の瀬に相応しくないミソサザイの囀りが山中に響きました。

 

その様子はリアルタイムにXへ動画投稿しましたが、真冬に囀る理由は何なのか。

 

 

ミソサザイの個体数が多いと感じただけに縄張り意識によるものかと考えましたが、非繁殖期に縄張り宣言というのも合点がいきません。

 

 

待惚けの時間が続く私にとっては良い暇潰しになりましたが、肝心のヤマドリは幾ら待っても現れず。

 

結局この日は証拠写真を残しただけに終わり、冬の観察は諦める他ないかと林道出口へ差し掛かったその時…

 

車道に出ている雌のヤマドリを目撃。

ヤマドリは直ぐに藪へ入ってしまいましたが、この時は一目散に逃げるといった様子もなく間近に採餌の場面を観察することができました。

 

 

最後の最後に観察欲は満たされたものの、雄をしっかり見られなかったことが心残り。

 

冬季休暇五日目は大晦日。

一年の締め括りを再びヤマドリの観察に充てるべきか悩みましたが、そちらの様子は後日更新の日記へ続きます。

 

 

本日の観察日記はここまで。