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2026年1月26日

 

 

 

本日更新の日記は昨年12月31日の観察から。

 

冬季休暇に入ってからというもの連日のように観察へ出ていましたが、いよいよこの日は2025年の鳥見納め。

 

「終わり良ければ全て良し」という言葉があるように、一年の締め括りは良い形で終わりたい。

そのような思いから向かった先は「行けば何か見られる」大潟村でした。

 

 

冬季休暇五日目。

 

 

当初はヤマドリの観察を考えていたものの、前日の様子から空振りに終わる可能性が高くリスクを回避したというのが正直なところ。

昨年末の総集編にも記載した通り、私はどうしても空振りを恐れてしまいます。

 

先ずは暮れのご挨拶にと思い、オオワシの止まり木を訪ねてみましたが…

 

残念ながらお留守。

年の瀬に手ぶらで行ったのが悪かったのでしょうか。

 

それならばと今季遭遇率の高いコミミズクを探して回ると、この日は見事な隠れっぷりを披露してくれました。

 

 

稲株の隙間に紛れるこちらの個体。

意識していなければ素通りしていたことでしょう。

 

この発見を契機に次々に見つかるコミミズク。

極めて狭い範囲に7羽のコミミズクが潜んでいました。

 

 

最も上手に隠れていたのはこちらの2羽。

 

 

肉眼での見た目に近付けるため画角を調整しましたが、一見して田んぼを写しただけの画像に見えるのではないでしょうか。

 

角度を変えてズームしなければ2羽の存在が分かりません。

 

 

このように上手に隠れる個体も居た一方、丸見えといった個体も。

 

複数の個体を目の当たりにしたからこそ分かる其々の個体差。

淡色の個体に褐色の個体と色味が異なるだけではなく、顔にも特徴があるためシーズン中に何度か観察できれば個体毎の識別が可能になるはず。

 

 

但し、雌雄や齢についての識別は困難。

これまでに様々な文献を調べてきましたが、曖昧な表現が多く野外観察においては参考になりません。

 

私が知る限りの情報を纏めてみると…

 

■雌・やや大きく、がっしりとした体型。

■雄・雌に比べ小柄でスマート。

 

体長は複数の個体が並ばない限り比べようがなく、体型については気温や緊張の度合いによって変化するため見た目での判断には甚だ疑問が残ります。

 

 

次に下面(胸から腹にかけて)の縦斑。

 

■雌・太く、濃い

■雄・細かく、淡い

 

縦斑に関しては過去に撮影した画像と比べることもできますが、こちらもまた気温や緊張の度合いによって太さの印象が異なるため、濃淡のみの判断となるでしょうか。

 

 

齢については第一回冬羽までが識別の限界。

 

こちらも参考程度に…

 

■羽縁が淡色で新しく見える

■全体的にコントラストが弱い

■風切、尾羽が摩耗していない

 

以上の点を当てはめるとこの個体が第一冬羽に該当します。

 

 

その他の個体を様々な角度から見比べてみたものの、成鳥と判断できる以外詳しいことは分からず…

 

この日は時々吹雪く空模様であったため特に動きはないものと思っていましたが、意外にも飛ぶことが多く思いのほか観察時間が長くなりました。

 

 

『狩りをするため』といったように目的を持って飛ぶ以外に警戒心の表れから飛ぶこともありますが、この日は何を目的に飛んでいたのか。

 

 

獲物に飛びつくような姿勢を見せることがあったものの、狩りをするには一定程度の高度が必要なはず。

 

低空飛翔で狩りをするとは思えません。

 

 

不可思議な行動が多く、謎だらけのコミミズク。

独特のフォルムも相俟ってバードウォッチャーに人気があるのも頷けます。

 

この日は刻々と天候が変わるなか観察だけではなく撮影も楽しませてもらいましたが、帰り間際に吐き戻しの動きを見せました。

 

 

首を伸縮させるような上下運動は吐き戻しのサイン。

ペリットを吐き出すことが予見できたため、その瞬間を捉えようと連写を続けると…

 

顔を下に向け、吐き出す瞬間。

 

 

早速画像を確認。

 

「撮れてねぇ…」

 

残念ながら秒間6コマの骨董品カメラでは決定的瞬間を捉えることができませんでした。

しかしファインダー越しには吐き出す瞬間が見えていたため、事後のカットを確認すると吐き出したペリットが。

 

 

コミミズクの移動を確認してからペリットを回収。

 

ここから実況見分です。

ペリットの大きさは3〜4cmほど。

黒っぽく見えるのはネズミの体毛。

 

 

解してみると細い肋骨は分散していましたが、頭蓋骨は綺麗な状態を保っていました。

湯煎するとより綺麗な状態でネズミの骨格標本を作ることができるかもしれません。

 

 

このように見て・撮って・学んだ大晦日。

一年の締め括りとしては最高の形ではないでしょうか。

 

冬季休暇六日目は2026年の始まり。

今年の観察を占う意味でリスクの高いヤマドリの観察へ出向きましたが、そちらの様子は後日更新の日記へ続きます。

 

 

本日の観察日記はここまで。