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2025年10月13日

 

 

 

本日更新の日記は9月14〜15日の観察から。

 

9月13〜15日は久しぶりに地元で過ごす三連休。

この連休はタカの渡りを集中的に観察しようと考えましたが、前週更新の日記にも綴った通り連休初日は生憎の空模様でした。

 

 

大雨から一夜明けて連休二日目は青空が広がる絶好の観察日和に。

 

満を持して渡りの観察地(平和公園)へ足を運ぶと、定点にはスコープを覗く知人が一人。

この日は野鳥の会主催のシギチ観察会が行われるとのことで、独り寂しくカウントしていたのだとか。

 

これまでの状況を伺うと『飛んでません』と苦笑いをしながら北の方角を指差す知人。

この日は終日晴れ予報だったのにも関わらず、定点の北側だけピンポイントに雨雲が湧いていました。

 

 

まるで嫌がらせかのように湧き続ける雨雲。

消えたかと思えば新たに雲が湧き、定点にも雨雲が流れてくる始末。

 

天候が目まぐるしく変わるなかタカの渡りを今か今かと待ち望んでいると、活発に動き始めたのはタカではなくカケス。

 

 

林から飛び出したカケスが次々に頭上を通過しました。

 

 

まるで塒立ちのタカが南へ渡るかのような光景。

多い時には15羽ほどの群れを作ったでしょうか。

 

これがタカだったらと反射的に撮影しましたが、肝心の渡りは一向に確認できず…

 

 

北側の空を中心に上下左右と周囲を見渡していたところ、ようやく本命と思えるタカを発見。

 

しかしこちらは糠喜び。

双眼鏡で確認するとミサゴであることが分かり、次いで見られたのはトビ。

渡りを確認できない状況は暫く続き集中力が途切れた頃、ようやくツミを見ることができました。

 

しかし高高度を通過するツミはゴマ粒以下。

 

 

黒い点にしか見えないツミは一度視線を逸らすと姿を見失ってしまい証拠写真の撮影もままなりません。

 

肉眼で拾えるタカと言えばミサゴ・トビ・ノスリと相場が決まっており、ハチクマやサシバは一向に見られず…

 

視力検査の様相を呈するなか、唯一こちらのツミだけは比較的低い位置を飛んでくれました。

 

 

この日は単発的に渡る個体が多く暇を持て余していると、付近にコサメビタキが飛来しカメラを向けてみたものの…

 

老化の影響でしょうか。

コサメビタキの動きにフレーミングが追いつかず証拠写真の撮影が精一杯。

 

 

こんなにも手強い相手だったかとコサメビタキに翻弄されていると『チゴハヤが来ました』との知人の声。

 

知人がスコープを向ける先にはチゴハヤブサと共にツミの姿もありました。

 

 

タカの渡りにおいてよくあるパターン。

ハチクマやサシバなど大きめのタカの近くにはツミが飛ぶことも多く、時々ちょっかいを出す姿が見られます。

 

ツミは体長の割に気の強い鳥なのでしょう。

 

チゴハヤブサが渡った後には何も飛ばない時間が続き正午に観察を断念。

気持ちを切り替え午後からは自宅近くの田んぼを見て回りましたが、これといって成果は得られず内容の薄い観察日となりました。

 

 

2025年9月15日

 

 

連休三日目も渡りの観察には支障の無い青空が広がるお天気。

この日は平和公園から場所を移し大森山を定点としてカウントを行ってみることに。

 

 

タカの渡りを観察するにあたり周囲の景色を見渡すと、山頂から望む景色は酷いものになっていました。

 

弧を描くように男鹿半島へ延びる海岸線には風車が立ち並び、悍ましいの一言。

 

 

過去の美しさは何処にもありません。

この景色を見て一体誰が喜ぶのでしょうか。

 

今後も増えるであろう風車に嫌悪感を露わにしていると眼下を飛ぶハトの群れを目撃。

その多くは逆光のため色合いを確認できませんでしたが、一部の個体が付近に飛び込んだことによりアオバトであることが判明。

 

 

海水を飲むため移動してきたのか、それとも国内を移動する渡りの個体でしょうか。

 

間もなく定点にアカゲラが接近し頭上を通過。

 

 

立て続けに複数の個体が付近を通過しましたが、こちらは漂鳥としての渡りだったかもしれません。

留鳥とされる鳥であっても地域によって渡る個体も見られます。

 

この他にメジロ・コサメビタキ・ヒヨドリ・キセキレイなど様々な小鳥が見られた一方、渡りのタカは一切確認できず…

 

 

大森山の山頂は日陰も無く観察場所を誤ったと落ち込んでいたところ、小型のタカがこちらへ接近しつつありました。

体長と翼の形からチゴハヤブサであろうと思いましたが…

 

私の誤認。

こちらへ飛んできたのは赤色型のツツドリ。

 

 

お目当てとするタカではありませんでしたが、これはこれで良い記録でしょう。

 

ツツドリの通過に気分を良くしていると別個体のツツドリが付近に飛来。

 

タカの観察が好調であれば特段気にかけなかったかもしれませんが、タカが全く飛ばなかったこともあり手持ち無沙汰を紛らわすためツツドリを観察してみることに。

 

 

背後から見ると後頭部に白斑のようなものが見られカッコウの幼鳥を疑いましたが、こちらは換羽中に残った幼羽のようです。

 

また、腹部に見られる横斑の太さと間隔からツツドリの幼鳥と判断しました。

 

5〜7月にかけて自宅近くでは夜な夜なトケンの声を耳にするものの、私はこれまでに育雛の場面を見た経験がありません。

 

 

托卵という習性を知ってはいても、実際に見たことがあるという人はそれほど多くないでしょう。

 

 

この個体の育ての親は何者だったのか。

一緒に育った他の雛との関わり、育ての親とはどのような形で離縁するのかと想像を巡らせていると突然目の前に飛来。

 

 

ツツドリは直ぐに飛び去ってしまいましたが、何かを捕まえたように見えたことから行く先を追いかけてみたところ…

 

大きなイモムシを捕獲していました。

 

 

一瞬のうちに飲み込むと静止した時間が続き腹を落ち着かせていたのかもしれません。

 

これを好機と捉えツツドリの撮影会。

あれやこれやと撮影を楽しんでいると付近にカラスが現れ、これを嫌ったのかツツドリは開けた場所へ移動。

 

カラス様々。

順光という好条件でツツドリを撮影することができました。

 

 

この時にLINEが届き内容を確認すると北側の地点でカウントする知人からの速報。

 

 

慌てて元居た場所へ戻ると間もなくハチクマを確認できましたが、連絡にあった数と上空を通過した数が合わず。

 

 

おそらく内陸側のルートへ飛んだ個体がいたのでしょう。

北側ではトータル16羽通過したとの連絡を受けましたが、大森山上空を通過したのは7羽でした。

 

ハチクマの確認が止まるとツミが断続的に渡り18羽をカウント。

 

 

ようやく渡りを観察できたと喜んたのも束の間、纏った数が渡ったのは正午頃だけでした。

 

その後はパタッと渡りが止まってしまいアマツバメの群れを眺めて終了。

 

今季もタイミングが合わなかった地元での観察。

過去のように地元でもタカ柱を見たいと思っていますが、そのような日はいつ訪れるのでしょうか…

 

本日の観察日記はここまで。