2025年10月20日
本日更新の日記は9月21日の観察から。
三沢基地航空祭が開催されたこの休日。
雨に降られることの多い三沢基地航空祭ですが、今回は珍しく晴れ予報。
加えて米軍F-16によるデモフライトは今年がラストとあって三沢行きの可否についてギリギリまで悩みました。
私を悩ませた原因は日曜日のみの休日と翌週に控えた福江島の旅。
三沢行きを決行した場合、不眠不休で走らなければならないうえに広大な基地を歩き回らければなりません。
体力的な面を考慮した結果、航空祭の様子はYouTubeライブで楽しみつつ地元の野鳥観察と両立を図ってみることに。
この日は秋田県も晴れ予報。
前日は前線通過に伴い大荒れのお天気であったこともあり、避難したシギチが見られるのではと海岸の様子を見ることから始めました。
現地へ到着して目に入ったのはハマシギとメダイチドリが混ざったトウネンの群れ。
およそ100羽ほどの群れだったでしょうか。
丁度この時、三沢基地ではオープニングフライトに向けてF-35、F-16、E-2Dが次々に離陸。
※写真は過去に撮影したイメージ画像。
開始早々、航空祭の視聴と野鳥観察の同時進行は難しいと感じながらも群れのチェックを進めていたところ、地元のバーダーさんに声を掛けて頂き『奥の群れにコオバシギが混ざっていた』との情報が寄せられました。
早速そちらへ場所を移すと情報にあった通りコオバシギを確認できましたが、群れは北へ北へと風上側へ移動してしまいます。
こうした状況から先回りして群れの接近を待ってみると、淡水が流れ込む場所に群れが集まり一斉に水浴びを始めました。
トウネンに混ざってハマシギも水浴び。
水浴びを終えると羽繕い。
尾脂腺から分泌される分泌物を嘴に擦り付けている様子が見て取れます。
水浴びと羽繕いの様子を観察していると別の群れが横切り海岸を右往左往。
こちらの群れに釣られて目の前の群れも飛び立ってしまい再び移動を余儀なくされましたが、群れのなかからコオバシギに照準を合わせて集中的に観察。
他県では比較的容易に見られるコオバシギも本県においては珍鳥扱い。
これまでの観察例を振り返るとほんの数年前まで滅多に見られないという印象を持っていましたが、何故か近年になって観察例が相次いでいます。
シギチの渡来数が激減するなか、本種だけ観察例が増えているのは何故なのでしょう。
その一方、見られなくなりつつある種が多くなっているだけに今後どのような変化があるのか気掛かりでなりません。
今季は群れを見る機会が多くあったものの来季はどうなるのか…
不意に飛び立った群れが風下側へ降りたため、身動きせずに待っていると私の車を取り囲むように接近。
逆光になってしまったもののコオバシギをはじめとして、間近に群れの観察を楽しむことができました。
この時、イヤホンから聞こえてきたのはアフターバーナーを焚いて離陸する戦闘機の排気音。
三沢基地ではF-35の機動飛行が始まりました。
ここで海岸の観察に区切りをつけ、機動飛行を視聴しながら農地へ観察場所を移すことに。
第4世代の戦闘機とは異なる機動性を楽しんでいると、あっと言う間にF-35の機動飛行は終わり、次いで米軍F-16によるデモフライトが始まりました。
アフターバーナーを焚いて離陸直後にハイレートクライム。
ここまではお馴染みの光景でしたが、その直後…
F-16がフレアを投射。
流石に驚きを隠せず思わず二度見しました。
過去にデモフライトは幾度となく見てきましたが、航空祭においてフレアを投射したことはありません。
おそらくラストフライトを飾る粋な計らいだったのでしょう。
F-16のデモフライトが終わると千歳基地からリモートのF-15Jが飛来。
F-15Jの訓練飛行が終わった頃、私は自宅近くの農地へ到着。
早速稲刈りの終わった田んぼを中心に探鳥を始めましたが、逆光の影響を受けて条件良く観察することができませんでした。
時刻が遅かったせいか休憩中の個体も多く観察が捗らず…
三沢基地ではCH-47による消火展示やUH-60による救難展示も行われず、やや間延びした時間があったようでした。
この合間に探鳥を進めると多くのタシギが群れる田んぼを発見。
こちらの画像からは見て取れませんが、一枚の田んぼに30羽以上のタシギを確認できました。
スナップ撮影した画像を幾つか掲載。
一体どれほどの個体が周辺の農地へ入っていたのでしょう。
正確なカウントができれば100羽近くに上っていたかもしれません。
好条件で観察ができる個体が1羽でも見られたらと慎重に車を前後させていると…
警戒心を感じられない個体を発見。
距離としても申し分無く、どの様な場面を見せてくれるのか。
活発に動き回るタシギを見ていると三沢基地ではF-35が二回目の機動飛行のため離陸。
一体どちらを見たらいいのやら。
視線を逸らしてる隙にタシギとの距離は離れており、観察に悪戦苦闘。
タシギの動きに合わせて車を前後させましたが、車を動かすことができたのは警戒心の無い個体だからこそ。
通常は飛ばれてしまうため、こうした方法での観察は行いません。
左右に動いているうちは良かったものの、時間の経過と共にタシギは奥まった場所へ進んでしまい観察を断念。
いつの間にかF-35の機動飛行は終わっており、航空祭のプログラムとして午前に残るのは朝方に飛んだRQ-4Bの着陸のみでした。
13時からはBlue Impulseの展示飛行が予定されていましたが、丁度お昼時とあって会場にいた方は出店に並んだり地上展示の機体を眺めたりと思い思いの時間を過ごしたことでしょう。
農地で過ごす私は昼食を取りながら置物のように動かないタシギを眺めていたものの一向に起きる気配が見られず…
Blue Impulseの演技が始まると1区分から3区分に変更。
見る人によっては『近くで見れた』と喜んでいたようですが、秋田も負けてはいません。
農地ではタシギによる編隊飛行が見られました。
Blue Impulseの演技が終わると三沢基地航空祭のプログラムは全て終了。
私も観察を終えて農地を離れましたが、F-16によるサプライズがあったりと天候に恵まれた航空祭だっただけに今更ながら無理してでも三沢へ行くべきだったと後悔しています…
本日の観察日記はここまで。