2025年10月6日
本日更新の日記は9月13日の観察から。
久しぶりに地元で過ごす三連休。
全国のバードウォッチャーがタカの渡りを観察する時期とあって連休中は私も空を見あげようと考えていましたが…
起床して外の様子を確認すると生憎の空模様。
そのため連休初日はタカの渡りを諦め、近所の農地を巡回してみることに。
気象サイトでは10時頃から降り方が強まるとの予報になっていたものの、農地へ着いて間もなく土砂降りのお天気。
強く吹き付ける南風も相俟って窓さえ開けていられず。
そのため探鳥は風上側からに限定されてしまい思うように事が運びません。
こうした状況からジシギの観察を諦め探鳥場所を変えようと思いましたが、荒れたお天気では何処へ行っても同じでしょう。
めげずに探鳥を続けるか、早々に帰宅してリフレッシュを図るべきか…
悩んでいた私の近くへ飛来したのは今季初認となるノビタキ。
前回(9月7日)の探鳥では確認できていなかったため、この数日の間に渡ってきたようです。
辺りを見渡すと4羽確認でき行動を共にしているようでした。
いずれの個体も冬羽に移行または移行中であり夏羽の個体は見られず。
思い返してみると近所には稲刈りが始まる頃に渡来するため、渡りの時期としては例年通りといったところでしょうか。
※秋田市の稲刈りは9月中旬頃から。
渡り鳥のルート下にある我が家では猫の額ほどの庭にノビタキが姿を見せることもあり、室内から採餌の様子を眺めたこともありました。
ノビタキの採餌は草の茎や低木の先に止まり昆虫を見つけると飛び降りて捕獲することが最も多いケース。
ヒタキ科に分類されるもののモズ科の鳥に行動が似ており、フライングキャッチする姿はあまり見かけません。
そのためか英名にFlycatcherは付かず、鳥の名前は行動や見た目に由来していることが伺えます。
この日も穂先から地面に降りると一瞬のうちに何らかの昆虫を捕食していましたが、何を食べているのかまでは見て取ることができませんでした。
以前、ノビタキが何を捕食しているかについて集中的に観察した結果、最も多かったのはクモ。
他の鳥類もクモを捕食する種が多く、野外にはこんなにもクモが多いのかと驚かされたこともあります。
観察中、微かに囀りを耳にする場面があり地元でノビタキの囀りを聞いたのは今回が初めて。
繁殖期のように自己主張の激しいものではありませんでしたが、渡りの時期に囀る理由は何なのでしょう。
頻繁に聞こえてきたのは『グ グ グ』と籠もって聞こえる地鳴き。
時には『チャッ チャッ』と聞こえる地鳴きを発することもあり、この地鳴きこそSiberian Stonechatという英名に由来するものでしょう。
和名についても安直であり野に生息する鶲(ヒタキ)と容易に想像することができます。
雨が強弱を繰り返すなか、採餌の様子に着目する以外は撮影に没頭していたでしょうか。
出来る限り秋田らしさや季節感を取り込みたいと考えた結果、最もカメラを向けたのは稲穂に止まる姿でした。
現在はほとんどの田んぼで稲刈りが終わりこうした姿は見られなくなりつつありますが、ノビタキの観察は来月まで楽しむことができます。
帰宅時のちょっとした出来事。
ノビタキの撮影を終えて真っ直ぐ帰宅するはずでしたが、どれくらいの個体が渡来しているのか気になり寄り道をしていたところ…
渡去したものと思っていたヨシゴイが未だ繁殖地に。
個人的に最も遅い記録です。
今季はしっかり観察できていなかっただけに、この時の発見は非常に嬉しいものでした。
年々大雨災害が増えヨシゴイの繫殖に影響を及ぼす場所もありますが、また来季元気な姿を見せてくれることを切に願っています。
本日の観察日記はここまで。