2025年3月24日
本日更新の日記は2月22日の観察から。
最強・最長寒波が再襲来した2月下旬。
秋田県は北部地域を中心に記録的な大雪となり北上したガンたちも再び南下せざるを得ない状況にあったのか多くの個体群が山形県方面へ移動していました。
こうした様子からも大潟村への立ち入りは相当な制限を受けることが予想できたため半ば諦めの気持ちで現地へ行ってみると然程積もっておらず。
秋田県以南の地域で越冬する個体群は雪に対しての耐性が無いのかもしれません。
氷結した水路を横目に車を走らせると沢山のハクチョウたちが未だ深い眠りについており暫しその様子を眺めてみることに。
寒波が抜けた後には季節先取りの暖かさになるとの予報もあっただけに「こうした光景を眺めるのもあと僅か」と感慨深くハクチョウたちを眺めていました。
思い出したようにハンドルを握ると変わった肥料袋を発見。
厚手のビニールには爪が立たなかったのか風に煽られると片足を滑らせ長いお御足がちらり。
このままの姿勢を保つのだろうかと面白がって見ていましたが、突然飛び立ちあらぬ方向へ。
もっと面白い場面が見られるのではと期待しただけに残念でなりません。
水路を越えて大潟村へ入るとガンの群れがあちこちに。
寒波の影響を受けてほとんどの個体が南下したものと思っていましたが残留を選ぶ個体も少なからずいたようです。
これからが本番といったタイミングで天候が急変。
遮る物が無い大潟村は地吹雪によって真っ白。
一部地域に大雪警報が発令されていたこともあり天候の悪化はある程度覚悟していましたが、3月を目前にしてこの天候は流石にありません。
天候の回復を待って別の群れをチェックするとシジュウカラガンの姿が目立ち春の訪れを感じましたが…
5分後にはホワイトアウト。
吹雪いたかと思えば青空が見えたりと目まぐるしく変わる空模様はまるで真冬を思わせるお天気。
典型的な冬型の気圧配置の時に見られる天候とあって、これも気候変動による影響なのでしょうか。
しかし鳥を見て回ると春の兆しを感じることも多く、この日の大潟村には3000羽ほどのミヤマガラスが集結。
北帰行の時期になるとミヤマガラスもまた大きな群れを作ります。
ミヤマガラスの群れを眺めていると『キョンッ キョンッ』とコクマルガラスの鳴き声が聞こえその存在に気付かされますが、カメラを構えると途端に飛ばれてしまい撮影を許してもらえません。
粘りに粘って撮影できたのがこちらの画像。
撮影したまでは良かったものの改めて画像を見直すと生態に迫る訳でもなければ図鑑写真にもならない全く意味の無い写真です。
この日はムクドリを目にする機会も多く、その都度チェックを繰り返しているとホシムクドリを発見。
相変わらず横暴な態度を見せるのかと思いきや、この時に見られた個体は協調性があるのか争うような場面は見られませんでした。
あくまでも部分的に観察した人間目線によるものとあって実際のところは分かりませんが…
気になるのはホシムクドリが渡る時期。
私は例年3月中旬頃になると観察場所を変えてしまうため大潟村の様子を詳しく知りません。
未だ渡去せず大潟村で見られるのであれば嘴の色も変わり夏羽に換羽した個体を見ることができることでしょう。
現在は男鹿半島を中心に探鳥を重ねていますが、時間の合間をみて大潟村にも足を運びホシムクドリの様子を確認したいと考えています。
ホシムクドリの観察後は本来目的とする鳥を探すため村の中心部を離れましたが、途端に鳥影が薄くなり時々目にするのはガンの群れかノスリといったところ。
止まっては移動を繰り返していると道路脇を塒にしているコミミズクを発見。
単焦点の望遠レンズではフレームいっぱいになってしまうためズームレンズに交換しての撮影です。
撮影を始めて間もなくはこちらの様子を伺うような素振りが見られたものの、次第に瞼が重くなり眠そうな様子でした。
静止画では伝えることができないため動画に切り替えて撮影。
間近で見られることを嬉しく思う反面、危惧するのは野良猫の存在。
地面を塒にしてるとあって野良猫に狙われた場合ひとたまりもないでしょう。
大潟村も年々野良猫の数が増えており、実際に襲われたケースを何度か耳にしていました。
野良猫が生態系へ与える影響は甚大で近年はそうした研究結果が数多く報告されています。
しかしネコに罪がある訳ではありません。
不適切な飼育や誤った価値観など全ては人間の責任。
鳥類が数を減らしてる現代、貴重な命が失われないよう個々の意識を変えることができると良いのですが…
コミミズクの撮影は10分ほどに留めて場所を移動しましたが、この日もお目当ての鳥を見つけることはできず。
吹雪く時間が長くなったこともあり帰宅を考えていたところ悪天候のなか飛び回る2羽のコミミズクを目撃しました。
あまりの吹雪にAFが全く役に立たずMFで撮影しましたが見事にボツ画像のオンパレード。
トリッキーな動きを見せる鳥とあってMFでの撮影は至極困難です。
暫く飛翔する時間が続いたものの、こちらへ近寄ってくることはなく最終的には人工物の上へ。
もう1羽のコミミズクも付近に止まりましたが激しく首を動かし警戒心が強まっている様子。
とてもではありませんが先に進むことはできません。
結局この日は視界悪化のため探鳥を断念。
目的を果たせずに終わたっもの、観察内容を振り返るとこの冬の総括であったように思いました。
翌日も懲りることなく大潟村へ繰り出しましたが、そちらの様子は後日更新の日記へ続きます。
本日の観察日記はここまで。