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2025年11月17日

 

 

 

本日更新の日記は11月2日の観察から。

 

観察日前日の11月1日、台風並みに発達した低気圧が北日本を通過したことにより北海道を中心として暴風や大雨に関する警戒が呼び掛けられました。

 

 

襟裳岬では観測史上1位の最大瞬間風速41.9m/sを記録。

低気圧の通過後は雨を伴った北西の風が強まり、私の住む秋田中央地域には大雨・洪水警報、雷・強風・波浪の各注意報が。

 

渡りの時期、こうした荒天になると日本海側に突出した男鹿半島へ多くの渡り鳥が避難します。

 

そのため翌日11月2日は男鹿半島の探鳥地を巡回してみることに。

 

 

観察当日は依然として西寄りの風が強く吹き付けていたものの、雲の隙間から青空の見えるお天気に回復。

しかし秋田沖には次の低気圧が控えており、正午過ぎには再び天候悪化の予報が…

 

下り坂の予報を鑑みて早めに探鳥地へ入ると単独で採餌中のベニヒワを発見。

 

 

この時は徒歩での移動でしたが私を気にする素振りは全く見られず採餌が優先といった様子。

 

離島での観察を彷彿とさせる個体です。

 

 

前日の荒天を逃れ男鹿半島へ避難したものと考えられますが、人に構っていられないほどの状態にあったのでしょう。

 

周辺を飛び交うベニヒワの群れが見られたものの、こちらの個体は群れに合流することなく黙々と採餌を続けていました。

 

採餌の様子は動画でも記録。

 

 

採餌の様子を観察して30分が経過した頃でしょうか。

 

腹が満たされたのか付近の枝へ飛び移る場面があり、この時に撮影したものは距離が近過ぎ私の好まない写真になってしまいました。

 

 

ベニヒワ以外にも鳥の気配が多く、予想通り男鹿半島には多くの渡り鳥が避難したようです。

 

こちらはアトリの小群。

 

 

大型ツグミ類も数が多く、ツグミ・シロハラ・アカハラ・マミチャジナイの姿も。

 

 

何よりも驚いたのは藪の中から飛び立ったヤマシギ。

 

キジが立て続けに飛ぶと後を追うようにヤマシギも飛び立ち、頭上を越えて姿を消しました。

突然の出来事とあって写真を撮ることはできませんでしたが、目の前が海という環境であっただけにヤマシギもまた荒天を逃れてきたのかもしれません。

 

 

探鳥場所を変えて車を走らせると道路脇から飛び立つユキホオジロを目撃。

やはり11月上旬はユキホオジロとの遭遇率が高いと感じます。

 

大きく旋回するように飛んだユキホオジロはこのまま姿を消すものと思いましたが再び道路脇へ降りる姿を確認。

 

 

幸いこの時は車の往来がなくユキホオジロの動向に注視していると道路のど真ん中へ。

 

 

舗装道路の継ぎ目から伸びた雑草を啄む姿に逞しさを感じていると、対向してきた車を飛ばされ再び大きく旋回。

 

流石に居場所を変えてしまうものと思いましたが、ユキホオジロはまたもや道路脇へ戻り溜まった雨水を飲み始めました。

 

 

しかし往来する車が後を絶たず何度も飛ばされるユキホオジロ。

可哀想にも思えましたが、道路脇に執着する様子からこれ以上の観察は難しいと考え場所を移動することに。

 

周囲の様子に気を配りながら次の探鳥地を目指していたところ、既に渡去したものと思っていたクロツグミを発見。

 

 

栗が落ちる環境のなかクロツグミを目にするとは思いもしませんでした。

発見して間もなく林道脇に姿を消してしまったため証拠写真の撮影に留まりましたが、特にトラブルを抱える様子は無かったように思います。

 

移動中、気になったのはウソの個体数。

 

 

観察日の二日前、秋田市上空を相当数のウソが渡っており、前週の日記にも綴ったように今季アトリ科の当たり年が現実味を帯びてきました。

 

この日は何処へ行っても鳥が多く、数だけで言うと当たり年であった一昨年を上回っていたかもしれません。

 

楽しい時間は本当にあっと言う間。

予報通り正午頃には雨が降り出し徒歩での探鳥はここまで。

 

車での探鳥に切り替えると目にしたのはツメナガホオジロ。

 

 

今季はツメナガホオジロの観察例が各地で相次いでおり本県にもその波が及んでいるのではと思っていましたが、予想通りこの日は複数の個体が見られました。

 

目視で確認できた個体の他、ブッシュの中から鳴き声を耳にするといったケースもあったため纏った数が男鹿半島へ入っていたようです。

 

 

このように何処を見ても楽しいと思える一日でしたが、夕方からは予報通り荒れ模様の天候に。

 

 

この天候は渡り鳥にどのような影響を与えるのか。

 

鳥相がガラリと変わる可能性もあったため翌日も男鹿半島での探鳥を計画しましたが、そちらの様子については11月25日(火)の更新を予定しています。

 

 

本日の観察日記はここまで。