2025年11月22日
本日更新の日記は観察旅行記。
今回の目的地は今年三回目の渡航となる隣国・台湾。
三連休を利用しての短い旅行ですが、旅の目的は台湾グルメ。
これまでの旅行を振り返ると記憶に残る台湾グルメと言えば魯肉飯。
台北のレストランで食したものになりますが、こちらの魯肉飯は角切りの豚バラ肉を乗せた台南式。
私がイメージする魯肉飯とは見た目が掛け離れていたため拍子抜けしたことを思い出します。
この他にも食に纏わる話は尽きませんが、総じて言えるのは中華系スパイスが苦手ということ。
そのためどんなに美味しい料理であっても中華系スパイスが少し入るだけで私の口に合わなくなってしまいます。
今回の旅では過去の苦い思い出を払拭するため、台湾グルメの真髄を味わう食い倒れ台北の旅を計画しました。
秋田空港を09時35分発の便で離れ中継地の羽田空港へ。
ANAを利用しての渡航は国内旅行感覚。
同じ第二ターミナルでの乗り継ぎとあって私のような田舎者にとっては高い利便性を感じます。
移動がスムーズな分、時間にも余裕が生まれるため渡航前にラウンジのタダ飯を頂き胃袋のウォーミングアップ。
今回も台北の松山(ソンシャン)空港までエコノミークラスでの予約でしたが、ANA側の都合によりビジネスクラスへ無償アップグレードという願ってもない旅の始まりでした。
これもダイヤモンドステータスの恩恵と喜び機内では空飛ぶラーメン屋を楽しむつもりでいたところ、短距離路線の台北便ではラーメンの提供が無いとのこと。
残念がる私を見かねたのか『ご希望であれば…』とCAが持ってきたのはカップラーメン。
流石の私も笑わずにいられませんでしたが、手にしていたのはどう見ても私物。
気遣いが過ぎるほどの対応に恐縮してしまい、改めてメニュー表からハンバーグステーキを注文しました。
これまでに学校の給食レベルと揶揄してきたエコノミークラスの機内食。
ビジネスクラスは街のレストランレベルと評価しておきましょう。
それはもとより国際線ファーストクラスの内容が気になるところ。
未だ見ぬ世界なだけに、一度は経験してみたいものです。
松山空港へ着いたのは現地時刻の15時50分。
※日本との時差は−1時間。
台湾の入国に関して一点だけ以前と変更点があり、2025年10月1日より紙の入国カードは廃止され全て電子化されました。
そのため入国前にWEBでの事前申請が必要となります。
入国手続きを済ませた後は国際線ターミナル内の窓口で両替、SIMカードの購入。
渡航に関しての準備・手続き等に関しては下の画像をクリック。
※以前の旅行記に移動します。
今回は台湾グルメがお目当てということもあり移動手段は徒歩かタクシー。
三日分のレンタカー代(日割り)+駐車料金+ガソリン代を計算してみるとタクシーを利用した方が圧倒的に安く、駐車場を探す手間も省けるとあってメリットしかありません。
先ずは身軽に行動できるよう宿泊先へ向かい、休憩を挟んでから向かったのは寧夏夜市。
台湾グルメと言えば夜市。
多くの屋台が軒を連ね、食べ歩きを楽しみに旅行される方も多いことでしょう。
ほとんどの観光客は最大規模の士林夜市へ足を運ばれるようですが、情報筋の話によると噂ほど美味しいものが無いのだとか…
『せっかくの旅行だからこそ食べ物で失敗したくない』
このフレーズ、台湾在住の日本人グルメYouTuberからお借りしましたが、この方の仰る通り。
私は八角や五香粉などの中華系スパイスが苦手なため、これまでに何度も痛い目に遭ってきました。
そうした苦い経験から私の口に合うグルメ動画の視聴を重ね、辿り着いたのがこちらの屋台。
一見して何の変哲もない屋台ですが、ミシュランガイドに掲載されたことがあるそうです。
俄に信じ難いものの食してみなければ分かりません。
行列に並び待つこと20分。
客の回転が早いとあって見た目ほど待たされずに済み、YouTuberお奨めの鶏肉飯と葱仔蚤を注文。
両方とも1品50元。
日本円にして合計500円と破格の安さでしたが、忖度無しに評価すると鶏肉飯はお値段以上の美味しさ。
しかし驚くほど美味しいかと言うとそうでもなく、価格に対してのクオリティをミシュランガイドは評価したのではないでしょうか。
意外だったのは葱仔蚤。
まさかの中華系スパイスが香り私の苦手な味でした…
そのため口直しに鶏肉飯を追加注文。
結果的に最初の屋台だけで満腹になってしまい早くもデザートの腹具合に。
しかし何を食べるにしても夜市は観光客で溢れかえり何処も大行列。
前に進むこともままなりません。
こんなにも活気があると思わなかっただけに、台湾の人気ぶりをまざまざと感じさせられました。
屋台の裏側は比較的歩き易かったため、そちらを移動して夜市から少し離れた場所へ。
当初の予定ではデザートに豆花を食べる予定でしたが、絶対に外すことがないという地瓜球を食してみることに。
こちらはデザートというよりもお菓子。
もちもちサクサク食感のさつまいもボールです。
小份35元、日本円にして175円。
噂通り、もちもちサクサク。
これは誰が食べても美味しい。
他にも気になる屋台があったものの昼前から食べてばかりとあって流石にお腹の限界。
こうして初日は文字通り食い倒れの一日となりました。
2025年11月23日
日程二日目はカロリーの消費を兼ねて野鳥観察へ。
幾ら野鳥観察をしたところで消費量はたかが知れていましたが、この日も大量のカロリー摂取を見込んでいたため出来る限り徒歩での移動を心掛けました。
宿を出て間もなく、カササギが道路を横断。
スクーターと絡めることにより台湾らしさを表現できたでしょうか。
しかし台湾の交通事情を知らなければ私の意図することが伝わらないかもしれません。
宿周辺でも充分過ぎるほど観察を楽しめたものの、この日のお目当てはヤマムスメ。
嘗ては台北植物園でも見られていたようですが、年始の旅行記にも綴った通り現在は限られた場所でしか見られなくなっているようです。
そのため以前観察できた公園を再訪してみると…
賑やかに聞こえてくるのはタイワンシロガシラとクロヒヨドリの鳴き声のみ。
30分ほど公園内を探し回ったでしょうか。
全くと言っていいほど気配の感じられない状況に捜索範囲を広げてみると微かにヤマムスメの鳴き声を聞くことができました。
「鳴き声を頼りに」と思った矢先、ヤマムスメが次々に飛来。
計8羽のヤマムスメは流動的に移動しており落ち着いて観察することができず。
止まっては移動を繰り返し、徐々に公園へと近付きつつありました。
公園の敷地へ入ると枝から人工物へと移り、なかには地面に下りる個体も。
間近に犬を連れた方が居たものの特に気にしていない様子。
犬もまたヤマムスメを気にせずお利口さん。
こちらの個体を観察していた時の出来事。
ヤマムスメの鳴き声が一際騒がしくなり全ての個体が一箇所に集結しました。
ただならぬ気配に私も歩み寄ると謎の物体に喰らいつくヤマムスメを目撃。
辺りを見渡すと公園のテーブルに食事が広げられており、立ち尽くしてヤマムスメを見つめる地元民の姿が。
おそらくヤマムスメは地元民の食事に飛びかかったのでしょう。
公園では同じように食事を楽しむ方が何組か見られたため、常習的に食べ物を強奪しているのかもしれません。
公園の敷地へ入ってから人間に近寄っていたのは食べ物を持っていないか見定めていた可能性も。
食べ物を奪い合うヤマムスメの前にタイワンリスが現れ、こちらもまた人間の食べ物に依存しているのでしょうか。
両者を観察しているといつの間にかルリチョウが直ぐ傍に。
以前観察した際にはカラス科の鳥とばかり思っていましたが、帰国してからヒタキ科の鳥と知り驚いたことを思い出します。
ルリチョウは人間の食べ物に興味を示すことがなく淡々と移動を繰り返していました。
再びヤマムスメが流動的に移動を始めたため、他の鳥を探して回ると置物のように動かないズグロミゾゴイを発見。
あまりにも動きが無かったため公園のオブジェかと思ったほど。
ズグロミゾゴイの様子を眺めていると付近にヤマムスメが続々と飛来。
そのうちの1羽が水辺へ降り立ちました。
この時ばかりは周囲を気にする素振りを見せたため微動だにせず注視していると、他の個体も水辺に降り立ち一斉に水浴びを始めました。
願ったり叶ったりの場面に歓喜。
正直、ここまでの観察ができるとは思ってもみませんでした。
いいところ証拠写真が撮れる程度と考えていただけに喜びを顕にしていると、指先に感じた違和感…
まさかとは思いましたが、そのまさか。
私の指先に止まっていたのは吸血中の蚊。
この日の最高気温は26℃と非常に暑く、汗だくになっていた私はさぞかし良い匂いを放っていたことでしょう。
戦意喪失の私は早々に公園を離脱。
時刻を確認すると11時を過ぎており観察を終えるには丁度良い時間でした。
この日の昼食は魯肉飯と決めていたためローカル食堂を目指して歩きましたが、思わぬ事態が発生。
そちらの様子は後日更新の日記へ続きます。