2025年6月23日
本日更新の日記は5月9日の観察から。
当初の予定では観察旅行記を綴るはずだった5月の第二週。
雛を連れて歩くヤンバルクイナを観察したいと考え沖縄本島の旅を計画しましたが、やんばるの森には警報級大雨の予報が…
沖縄地方の梅雨入りは例年5月10日頃とあってある程度の覚悟はしていたものの、よりによって旅程に合わせ大雨とは。
当然の如く旅行はキャンセル。
雛を連れるヤンバルクイナの観察は叶いませんでしたが、地元は渡りのシーズンとあって運が良ければ珍鳥が見られるかもしれません。
こうした思いから申請した有給休暇を取り下げず男鹿半島へ繰り出してみたところ聞こえてきたのはノゴマとシマセンニュウの囀り。
北海道に居るような気分に浸りながら観察のチャンスを伺ったもののここは秋田。
渡りの途中に立ち寄ったノゴマやシマセンニュウは繁殖地のように姿を見せてくれません。
いつ姿を見せてくれるか分からない相手に時間を割くよりならと探鳥場所を変えようとしたその時、チョウセンウグイスの囀りが…
5月6日の確認以降は連日好天が続いていたこともあり既に抜けたものと思っていましたが、居心地が良かったのか同じ場所へ留まっていたようです。
再び巡ってきたチャンスを逃すまいとチョウセンウグイスの動向を探ると行動パターンに大きな変化は見られず。
4個所のソングポストを行ったり来たりしていることが判明しました。
問題は記録として残すための写真撮影。
前週更新の日記にも綴った通り今回確認できた個体は警戒心が強く、人の気配を察知すると直ぐに居場所を変えてしまいます。
時には目の前から声を耳にすることもありましたが、そのような時に限って姿を見ることはできませんでした。
カメラを構える隙さえ与えてもらえず、囀りを確認してから二時間ほど経った頃でしょうか。
声の出処を探っていると逆光ながらも姿を確認。
慌ててカメラを構えることなくゆっくりとした動作を心掛け、慎重にシャッターを切ると…
やっと残すことができた証拠写真。
撮影に成功した喜びと同時に湧き上がったのは写真への不満。
もし曇天であれば証拠写真として十分なものになっていたかもしれません。
こちらの写真を何も言わずに見て頂いた時、チョウセンウグイスと同定できる方はいるでしょうか。
誰が見ても同定できる写真を残したいと考え再び撮影を試みましたが苦難の連続でした。
やはり警戒心が強く、抜けの良い場所に止まった時ほど直ぐに移動してしまいます。
そのため綺麗な写真を撮ろうという気持ちを捨て証拠写真の撮影に徹することに。
使用頻度が極めて少ないスコープを引っ張り出し遠く離れた場所で囀る姿を探します。
見つけることができれば距離が離れている分、警戒されることなく撮影できるでしょう。
そうした場面を狙ってスコープを覗いていると…
当初の予定ではスコープにスマホを押し当て撮影するはずだったものの、不慣れであったためか上手く撮影することができず。
やむを得ず一眼レフで撮影を試みましたが原画の状態では何を写したのか分かりません。
撮影した画像を拡大すると囀る姿を確認できましたが、順光では陽射しが強過ぎマイナス補正をかけても忠実な色合いを再現できませんでした。
闇雲にシャッターを押していたこともあり全ての画像がピンボケ。
この点については距離が離れていたこともあり致し方ないことでしょうか。
とてもではありませんが納得できるものではなく再度チャレンジしてみることに。
何度かチャレンジして感じたのはウグイスとの違い。
藪の中で囀るウグイスとは異なり、チョウセンウグイスは開けた場所を好むように感じました。
ウグイスのように藪の中を動き回るようなことはなかったため、警戒心さえ強くなければ容易に観察できる種なのかもしれません。
場所を転々としながら囀るチョウセンウグイスでしたが、私の腕では到底太刀打ちできず…
見るに堪えない画像のオンパレード。
ソングポストを移動する度に私も移動しなければならなかったため、一体どれほどの距離を歩かされたことでしょう。
心が折れそうになると近くで囀ってみせたりと弄ばれていたようにも思います。
紆余曲折ありましたが、及第点をつけることのできた画像がこちら。
証拠写真としては十分ではないでしょうか。
条件良く見たチョウセンウグイスは赤みが強くお腹は真っ白。
膨張色であるためかウグイスに比べるとだいぶ大きく感じました。
こうして秋田県内での観察種を数える私のライフリストに一種追加となりましたが、近年は追加のペースが鈍化しており努力が足りないと思う日も少なくありません。
様々な縛りを設けているため当たり前と言えば当たり前ですが、自分に刺激を与える意味でも更に注意深くフィールドを見て回りたいと思います。
本日の観察日記はここまで。