メールはこちらから

 

 

X (旧Twitter)はこちらから

 

 

2025年9月1日

 

 

 

本日更新の日記は7月27日の観察から。

 

前週更新の日記に綴った通り、7月26日の探鳥では19羽のオオジシギを確認できたものの観察に適した個体が見つからず内容としては今一つという結果に終わりました。

 

翌日も懲りずに同種の観察を計画しましたが連日の猛暑により疲労は溜まる一方。

そのため身体的負担を考慮して午前のみの探鳥とすることに。

 

 

前日と同じように探鳥を始めると、視界に飛び込んできたのは農道脇で私を凝視するオオジシギ。

 

 

発見が遅れてしまい車の真横という位置。

農道へ進入して直後の出来事とあって完全に油断していました。

 

もう少し発見が早ければ観察に結び付いたかもしれませんでしたが、オオジシギは駆け足で距離を取ると畔の陰に…

 

この後に控える長旅(渡り)を考えると少しでも無駄な体力を使わせたくありません。

そのため後退する形でこちらの農道を離れ、別の農道を進むと程良い位置に居るオオジシギを見つけることができました。

 

 

この時の進行方向はこちら側。

 

畔をジグザグに動きながら採餌していたものの、時々立ち止まり私の様子を伺っているように思います。

 

 

それでも少しずつ距離が縮まり期待が高まっていたところ突然のUターン。

ジシギ観察において度々見られるケース。

こちらの個体は粘ることにより良い結果が得られそうな気もしましたが、自分ルールに則り別個体を探すことに。

 

次に見つかったのは車道近くに佇む個体。

 

 

観察には不向きな距離でしたが、畔を降りると採餌を始めてこちら側へ。

その様子を双眼鏡で眺めていると何らかの鳥が付近に飛び込んたような音が聞こえ周辺を見渡したところ…

 

別個体のオオジシギが飛来していました。

 

 

しかしこちらの個体、ものの数分で飛び立つと私の車を飛び越し反対側の田んぼへ。

 

咄嗟に撮影した画像はご覧の通り。

前日から何の進歩もありません。

 

 

改めて奥の個体に目を移すといつの間にか2羽に増えるイリュージョン。

 

 

おそらく片方の個体は伏せていて私が気付けなかっただけでしょう。

 

こちらの2羽を眺めていると片方の個体が頻繁に跳ね、時には海老反りになって尾羽を広げる場面も。

 

 

複数の個体が密集した時ほどこうした行動を取る個体を目にしますが、何の為の行動であるのか未だ分かりません。

 

見ている側としてはアクションが多いだけに面白くて良いのですが…

 

期待通りの展開となった2羽との距離はあっという間に縮まり、私の幸福度は頂点に達しました。

 

 

非タシギらしく畔の側面を突っつく採餌方法ですが、この時ばかりは識別云々の話は抜き。

 

私はどちらかというと難しいことを考えず漠然と観察を楽しむタイプ。

そのため間近に見られる時こそパーツではなく彼らの息遣いを感じ取りたいという気持ちが強くなり動作に着目します。

 

 

意識の高い方であれば、こうした時こそより注意深く識別点に注目することでしょう。

 

場合によっては『もったいない』と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

好きな鳥が其々異なるように観察方法も人其々。

鳥に負担をかけなければどの様な観察であっても良いと思います。

 

 

間近に感じる位置まで寄ってくれたオオジシギは身体を反転。

一度も休憩することなく延々と採餌を続け、次第に距離は離れていきました。

 

識別の要となる部分は見られなかったものの、肉眼でも充分に観察を楽しめる距離であったため私としては御の字。

 

気持ちを新たに別個体を探そうと思ったところ、前方に身体を震わせるオオジシギの姿が。

 

 

畔に居る個体に気を取られ全く気付きませんでした。

一体いつからここに居たのか…

 

こちらの個体が羽繕いを始めたため外側尾羽を見るチャンスだと思いましたが、間もなく雑草の多い場所へ移動してしまい尾羽を見せてもらえず。

 

この後は暫くの間、観察向きの個体に出会えなかったものの確認できた羽数は前日と同程度。

 

 

流石に一日のうちに大きな入れ替わりは無かったようです。

 

11時を過ぎて少し早めに観察を切り上げようと思った頃、農道から程近い場所で観察向きの個体を発見。

 

 

停車して間もなくは私の様子を伺っているようでしたが、体を起こすと伸びの格好を見せました。

 

 

ゆっくりとした動作で慌てて距離を取る素振りは見られません。

 

翼を上方へ広げてストレッチ。

 

 

一連の行動からこの個体は私が停車したことにより体を伏せたのではなく、元々休憩していた可能性もあります。

 

伸びを終えると採餌を始めたため、この時は動画でその様子を記録。

ミミズを捕らえた後、田んぼの水で洗ってから捕食する場面を見ることができます。

 

 

こちらへ近寄ってきたオオジシギは次々にミミズを捕食。

 

 

動画にもあった通り獲物を洗ってから飲み込む個体を目にしますが、これはオオジシギに限ったことではありません。

 

サギ類の観察においてもカエルを洗ってから飲み込む個体が多く、鳥類にはこうした行動を取る個体が一定程度いるようです。

 

 

泥の付着具合いを見ているのか、それとも性格の違いによるものなのでしょうか…

 

 

大食漢のオオジシギを見ているとあっという間に正午を迎え、この日の観察は予定通りの時間に終了としました。

 

 

9月に入り他のシギチが続々と本県を通過していますが、当ホームページでは次週もオオジシギの観察記が続きます。

 

 

本日の観察日記はここまで。