メールはこちらから

 

 

X (旧Twitter)はこちらから

 

 

2025年9月8日

 

 

 

本日更新の日記は8月3日の観察から。

 

7月はこれまでに経験したことのない猛暑が続き記録づくめの一ヶ月となりましたが、暑さは8月に入っても衰えることを知らずこの休日は観察の中止を考えるほどでした。

 

しかしジシギの観察を楽しめるこの時期こそ私にとって最も楽しい時。

観察に穴を開けたくないという気持ちと休息日を設けなければいけないという気持ちのせめぎ合いが…

 

悩んだ結果、この休日の探鳥は10時までと決め出来る限りコンパクトな観察を目指してみることに。

 

 

観察当日は気温が下がらず28℃という高温からのスタート。

雲に覆われた前週とは異なり強い陽射しが降り注いだため、この日の観察は難航するものと想像できました。

 

探鳥を始めて間もなく発見したこちらの個体。

 

 

陽射しの影響を受けているため明暗のコントラストが激しく非タシギであることしか分かりません。

時期的にオオジシギであろうと思いましたが、日陰を動かれると特徴が見辛くなり改めて晴天時の観察は難しいと感じさせられました。

 

想像通りの展開に肩を落としていたところ次に見つけた個体は…

 

 

双眼鏡を覗いて驚きを隠せなかったこちらの個体、チュウジシギに見えるのは私だけでしょうか。

 

本県においてチュウジシギが見られるようになるのは8月下旬頃。

あまりにも時期が早過ぎるため自分の目を疑いましたが、もし私の見立てが間違っていなければ個人的に最速の記録となります。

 

こちらの推定チュウジシギは畔を降りると距離が離れ、識別の要となる外側尾羽を見ることができませんでした。

 

 

非常に気になる個体だっただけに悔やまれる結果です。

 

推定チュウジシギの姿が見えなくなると稲の隙間から次々に飛び出してきたのはキジの群れ。

 

 

今年産まれの若鳥たちは雄1羽に雌3羽。

ここまで成長できればこれ以上数を減らすことはないでしょう。

 

探鳥を再開すると2羽のオオジシギを発見できたものの逆光のため観察不可。

 

 

順光側へ回り込むと警戒心が強まっており、全くと言っていいほど近寄る気配が感じられません。

 

 

晴天時の観察は無駄な動きが生じる分、余計な警戒心を与えてしまいます。

 

 

この時、何気なく出穂した稲を見ると白く変色したものが沢山。

これは「白穂」と言って天候不良や病害が原因なのだとか。

 

出穂期に高温や乾燥が続くと水分不足によって発生するそうですが、この日は完全に干上がりひび割れている田んぼもありました。

 

 

8月第2週から待望の雨が降ったものの大雨災害も加わり、今季の作柄に影響を及ぼすことは避けられそうにもありません。

 

この後も農地の巡回を続けましたが、距離や光線の条件が悪い個体ばかり。

 

 

思うような観察ができず右往左往していると農道近くに伏せる個体と遭遇。

距離が近いため明らかに私を警戒しています。

 

 

こちらの個体が観察を許してくれたらと微動だにせず待ってみましたが…

身体を起こした途端、背を向けてしまいました。

 

 

距離が近過ぎただけにこればかりは仕方ありません。

 

 

観察地上空に雲が流れた頃、程良い位置に居るオオジシギを発見。

やはり観察は曇天に限ります。

 

 

観察し易くなったと喜んだのも束の間、再び陽射しが降り注ぐとご覧の有り様。

 

 

オオジシギは間もなく採餌を始めましたが私も直射日光を浴びる羽目となり拭っても拭っても汗が止まりません。

この時、車載気温計には33℃の表示がありました。

 

暑さも相俟ってこちらの個体を諦め一旦休憩を取ることに。

最寄りのコンビニへ走りアイス片手に探鳥を再開。

 

 

観察に適した個体が見つからず少し捜索範囲を広げると除草剤を使用した畔にオオジシギを発見しましたが、おそらくこちらの個体は農家さんに飛ばされた個体でしょう。

 

 

あくまでも私の経験則になりますが、オオジシギは除草剤を撒いた畔を嫌う傾向にあると思います。

 

順光の位置とは言え観察するにはあまりにも距離が離れており、この場を後にしようと考えたところ…

 

 

採餌を始めると一気に距離が縮まり、あっという間に畔の中間地点へ。

 

 

畔の上部ではミミズが捕れないと判断したのか畔を降りて側面を突っつくオオジシギ。

 

 

何の躊躇も無く歩みを進め、私の目の前へ到達するのは時間の問題。

 

 

「あと少し、あと少し」と念じていると急に体を反転。

 

 

まるで弄ばれたような感覚です。

結局、オオジシギは元居た位置へ。

 

既に終了時刻を過ぎていましたが、この後も少し粘ってみたものの観察を許してくれる個体に出会うことはできず写真を撮っただけという残念な結果に終わりました。

 

 

そしてこの二日後、疲労が限界に達し遂にダウン。

上手く自分の体調をコントロールしているつもりでしたが今季の暑さは深刻なダメージを与えていたのだと改めて感じさせられました。

 

9月に入り暑さも和らぎつつありますが、まだまだ油断することはできません。

今後も熱中症に注意してジシギの観察を楽しみたいと思います。

 

 

本日の観察日記はここまで。