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2026年6月8日

 

 

 

本日更新の日記は4月29日の観察から。

 

日付けが示す通り『いつの話をしてるんだ』と言われてしまいそうな当ブログ。

観察から更新まで大幅なタイムラグが生じるため、今回もまた有益な情報の無い記事となります。

 

 

雨上がりの観察当日。

この日は曇りのち晴れという予報を鑑みて、海岸には立ち寄らず主要探鳥地へ直行しました。

 

太陽が照りつける前に探鳥を始めると、疲れた様子のコホオアカを発見。

 

 

渡りの時期は常連となっていたコホオアカですが、ここのところ観察例が少なくなっているように思います。

 

この原因にあるのは個体数の減少なのか、それともタイミングの問題なのか…

 

 

様々な環境に目を配らなければと林道を歩いていたところ、予報よりも早く陽射しが届く天候に…

途端に明暗のギャップが激しくなり、こうなると思うように鳥を探すことができません。

 

そうした状況のなか顔を覗かせたのはアナグマ。

 

 

こちらに視線を移すこともありましたが、アナグマは非常に視力が悪いため私の姿が見えていなかったのではないでしょうか。

 

 

アナグマは地面を嗅ぎながら林道を横断すると茂みの奥へ。

 

 

ちょっとした出会いに気分を良くして幹線道路へ抜けると、今度は道路に出ているノウサギを目撃。

 

 

狙って観察できない生き物だけに、この時ばかりは運の良さを感じずにいられませんでした。

 

おおかた直ぐに逃げられるものと思いきや、何故かノウサギはこちら側へ。

 

 

ノウサギもまた地面を嗅ぐような仕草を見せましたが、突然立ち上がる場面も。

 

 

周辺の様子を伺っていたのでしょうか。

まるで飼われているウサギを見ているような感覚でしたが、更なる展開が待ち受けていました。

 

藪の中から出てきたのは別個体のノウサギ。

 

 

道路へ出てきた個体に比べると夏毛の割合が多く、体型もがっしりとした印象です。

 

 

写真の掲載数が表すように、これほど長く観察できた経験はありません。

ノウサギの観察はほどほどにして探鳥を再開すると、予想もしなかった場面に遭遇。

 

耳にしたのはシロハラクイナの鳴き声。

南西諸島(主に八重山諸島)に生息する種という認識が強く、一瞬その声を理解できなかったように思います。

 

聞くところによると昨年も県内において観察例があったようですが、私にもそのチャンスが巡ってきました。

 

南西諸島で観察を重ねた経験から、じっと待てば出てくるはず。

 

そう信じて待ってみたものの、結局その姿を見ることは叶いませんでした…

今更ながら地元と分かる映像で鳴き声を録音するべきだったと後悔しています。

 

この後は探鳥場所を移して、朝方素通りしていた海岸へ。

海岸を覗いてみるとこの日はトウネンが22羽入っており、採餌の様子をしばらく観察しました。

 

 

トウネンを観察しつつ今後どうするべきか考えていたところ、ふと思い出したのは田んぼに営巣したケリの存在。

この頃は水の張った田んぼも見られるようになり、ケリはどうしているのか。

 

こうした疑問から営巣した田んぼを覗いてみると、何故かこちらだけ手付かずのまま。

 

 

画像を見ての通り隣の田んぼは田起こしを終えており、運が良かったとしか言い様がありません。

 

しかし営巣した場所にその姿は無し。

孵化したものと考え周辺を見渡すと、3羽の雛を確認。

 

 

容姿から孵化後4〜5日といったところでしょうか。

 

歩く毛玉としか言い様のない可愛らしい雛たち。

たどたどしい足取りながらも一丁前に採餌していました。

 

 

羽繕いや頭を掻くような場面もありましたが、足元がおぼつかないせいか尻もちをつくことも。

 

ただ歩いているだけでも微笑ましく思え、どれほどシャッターを押したでしょう。

 

 

観察中、親鳥が警戒の声を発すると雛たちはその場に伏せて硬直状態。

原因は付近に現れたトビでした。

 

親鳥が飛び立つとトビを激しく威嚇。

直接的な攻撃を加えられなくとも、あの剣幕で騒ぎ立てられたらたまったものではありません。

 

雛を守ろうとする親鳥はとても厳しく、カワラヒワでさえ付近へ近寄ることを許しませんでした。

 

警戒が解けて再び採餌を始めた雛でしたが、親鳥へ駆け寄る姿を目撃。

 

 

間もなく地面に伏せた親鳥の懐へ。

 

 

どうやら雛は保温が必要な様子。

愛くるしい親子の姿を眺め、この日は時間を忘れてケリの親子を観察しましたが…

 

後日、聞かされた悲しい知らせ。

観察から3日後、田んぼが田起こしされていたとか。

 

雛たちは親鳥の声に従い、その場に伏せると動かなくなります。

おそらく、この結果は避けられなかったのでしょう。

 

 

厳しい現実ではありますが、これもまた自然の一部。

この出来事を通して、改めて繁殖の難しさを実感することとなりました。

 

実際のところ、その後の状況は分かりません。

1羽でも生き延びていることを願うばかりです…

 

 

本日の観察日記はここまで。