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2025年7月28日

 

 

 

本日更新の日記は6月22日の観察から。

 

梅雨入りから間もなく梅雨前線が消滅した6月中旬。

まるで梅雨明けしたかのような厳しい暑さが続き、本県においては猛暑日を記録した地域もありました。

 

暑さに滅法弱い私は何処でどのような観察をしようか考えていたところ…

 

消滅したはずの梅雨前線が復活。

私の休日を狙い撃ちするかのような雨予報。

 

 

前線の位置によっては警報級の大雨になるとの予報もあり、観察の計画を見直さなければならない状況に。

 

時間毎に変わる予報に振り回され、目的が定まらないまま迎えた休日。

雨の降り出しは正午頃からとの予報を受けて午前を中心にチゴモズの渡来状況を調べてみることにしましたが、半日のうちにどれほど探せるものなのか…

 

 

実は今季二回目となるチゴモズの調査。

一回目は簡易的なものでしたが、私が知るなかでも容易に見られる二個所の繁殖地を回った結果、どちらの繁殖地においても渡来を確認することはできませんでした。

 

繁殖地の環境に大きな変化は見られなかったため渡来が途絶えたと考える他ありません。

今季はノジコの渡来数も減っていただけに夏鳥は総じて減少傾向にあるのだと思います。

 

こうした現状から調査及び観察のあり方について自問自答を繰り返していましたが、過去の調査に倣って探鳥を進めると今季初認となる個体を発見。

 

 

雄を発見して間もなく雌も見られ、この2羽はペアを形成していたようです。

 

 

条件良く見ることができていただけに腰を据えて観察したいところでしたが、この日は調査という位置付けのため渡来を確認できただけで十分。

 

早々にこの場を離れ捜索を再開しましたが、その後は気配すら感じ取ることのできない時間が続き予報より早く雨が降りはじめてしまいました。

頼りの綱となる鳴き声が雨音にかき消されてしまうため目視での探鳥が中心となり捜索は難航。

 

思うように探鳥が進まず嘗て調査を行った繁殖地へ足を運んだところ、以前の営巣木付近に雌の個体を発見。

 

 

同じ木に営巣しているのではと思ったのも束の間。

縄張りに侵入した個体を追い払うかのように攻撃的な雄が現れどう見てもペアとは思えません。

 

雌の姿が見えなくなった後は雄が高い所へ止まり周囲を警戒しているように思えましたが、これは一体…

 

 

追い立てられた雌はあぶれた個体だったのでしょうか。

私の見立てが間違っていなければ、あぶれ雌というのを見たのは初めてです。

 

暫く雄の様子を伺うと高い場所から目線の位置へ降りる場面もあり、転々と移動しながら餌を探していました。

 

 

しかし餌を運ぶといった行動は見られず繁殖している兆しが見られません。

時期的に抱卵または育雛の段階にあると思ったのですが…

 

 

正午を過ぎると雨脚が強まりこの日の調査を終えようと考えましたが、以前から気になっていた場所がありそちらへ立ち寄ってみることに。

 

傘を差して歩いているとチゴモズの鳴き声が聞こえ予想が的中したことに嬉しく思いましたが、声の主はモズであることが判明。

 

似ているとは言え聞き間違えたことに意気消沈。

 

 

あちこちからモズの鳴き声が聞こえると巣立ち雛を連れている親鳥も見られ、密度の濃さからチゴモズは居ないものと判断。

 

捜索を終えて車へ戻ると目の前を横切った白い飛翔体。

瞬時にチゴモズと同定でき着弾したであろう場所を探すと雄の個体を確認できました。

 

 

付近には雌の姿もありペアと判断して間違いないでしょう。

 

 

結果的に丸一日捜索を続けましたが、この日確認できたチゴモズは計6羽。

生息環境にないお住まいの方は多いと感じるかもしれませんが、明らかに個体数は減少しています。

 

嘗て開発から繁殖地を守ろうと一生懸命働きかけたこともありましたが、結果として環境を守ることができなかったという経緯もあり正直なところ何をするべきなのか正解が見つかりません。

 

 

今後の向き合い方についても考えさせられ、場合によっては積極的に探すことをしないという選択肢もあるでしょう。

 

とある地域からアカモズが絶滅寸前の危機にあるという話も聞こえてきただけにチゴモズも同じ運命を辿るのではと危機感を募らせますが、今はただ個体数の回復を願うことしかできません。

 

嘗てのように気兼ねなく観察できる日は戻ってくるのでしょうか…

 

 

本日の観察日記はここまで。