2026年2月11日
本日更新の日記は観察旅行記。
今回は真冬の秋田を離れて常夏のシンガポールへ。
私が海外旅行を計画するにあたり重視するのは利便性。
時間に縛られることの多い身にとって成田空港の利用は敷居が高く、乗り継ぎに便利な羽田発着の直行便に偏りがちです。
こうした事情から旅の選択肢は限られたものとなり、少ない手札の中から選んだのはシンガポールの旅でした。
先ずは日本との位置関係から。
羽田からシンガポールのチャンギ国際空港までの飛行距離は5606kmと短い日程ではこの辺りが限界。
それでも所要時間は約7時間を要します。
東京23区とほぼ同面積のシンガポールは清潔で治安も良く、時差ボケの心配もないことから観光地として人気が高いのでしょう。
入国にあたり事前準備として必須なのが SG Arrival Card のオンライン申請。
入国日の三日前から Immigration & Checkpoints Authority(ICA)の公式サイトまたは公式アプリで手続きを行わなければなりませんが、私が申請した際にはエラーが多く思いのほか時間を要しました。
海外旅行で欠かせないのはコンセントの変換プラグ。
シンガポールのコンセントは主にBF(G)タイプを使用します。
シンガポールの電圧は220〜240Vと日本より高いものの、充電器類の多くは240Vまで対応しているため変換プラグがあれば問題ありません。
但し、ドライヤーなどの家電製品は変圧器が必要。
通信環境を整えるにあたり現地に着いてからSIMカードを購入することの多い私ですが、今回の旅では僻地へ行くような予定がなかったためe-SIMをセットアップ。
事前準備は概ねこれくらいでしょうか。
その他、用意すべき物は他の旅先と同じため、いつもの感覚で出発当日の朝を迎えました。
今回の旅も国内線と同じ第二ターミナルからの出発。
ラウンジではシャンパン、ワイン、カクテル、ウィスキーを煽り旅の気分を盛り上げましたが少々飲み過ぎたような…
羽田空港を10時50分に出発してチャンギ国際空港の到着予定時刻は17時30分でしたが、少し早めにファイナルアプローチに入ると沢山の船舶が見えてきました。
シンガポールは世界有数の海運拠点となっているため、入港待ちや燃料補給の船が並んでいたのでしょう。
雲の隙間から隣国マレーシアが見えて間もなく、チャンギ国際空港へ到着。
定刻より15分早い17時15分の到着でした。
※日本との時差は−1時間。
世界一と称されるチャンギ国際空港の入国審査は驚くほど簡単。
パスポートのスキャン、顔写真の撮影、指紋の採取を行いますが、無人のレーンを通過するだけとあって駅の改札を通るような感覚です。
あまりにもスムーズに事が運ぶため国内線の移動と変わらないように思えました。
事前にセットアップしていたe-SIMも正常な動作を確認して制限エリア外へ。
今回の旅も移動手段はレンタカーを使用するつもりでいましたが、計画を進めているうちに不要と判断。
レンタカーの予約を解約して、代わりにダウンロードしたのが Grab という配車アプリ。
観光客だけではなく地元民も利用するというこちらの配車アプリは目的地を入力するだけととても簡単。
位置情報はGPSで自動送信。
クレジットカード登録により現金のやり取りも不要です。
車を指定するとドライバーの現在地が表示されるため、到着まで暑い屋外で立ち続ける必要がないのは有難い点でした。
ターミナルの外は汗が吹き出すほどの暑さを想像していましたが、南国らしい湿度を感じたものの想像したような暑さはなく拍子抜け。
車窓から眺めるシンガポールの景色は都会そのもの。
かと言って東京とは違い、木々が多く独特な雰囲気を感じました。
30分ほどの時間を経て、宿泊先へ到着。
世界一物価が高いと言われるシンガポールはホテルも割高。
日本のビジネスホテルと同等の価格帯では粗末な宿になるだろうと、それなりのホテルを予約したつもりでいましたが…
空調に不備があったのか客室に入るとジメッとした不快感。
やはり物価の高い国ではもっと財布の紐を緩めなければ居心地の良いホテルに泊まることができないのかもしれません。
何はともあれ腹拵え。
初日の夜はシンガポールならではの食事を楽しみたいと思い、足を運んだのはホーカーズ。
こちらのホーカーズは Maxwell Food Centre といい、シンガポール政府が衛生面や景観を考慮し、露天屋台を一箇所に集めて管理している屋台村です。
多くの観光客が足を運ぶホーカーズのなかでも一際行列ができていたのはこちらの天天海南鶏飯。
シンガポールの国民食チキンライスを提供するお店ですが、著名なYouTuberをはじめとして旅行系サイトでも必ずと言っていいほど紹介されているお店。
しかし台湾で食べた鶏肉飯に肩透かしを食らった経験から、他所様の評価をそのまま信じる気にはなれません。
先ずは、実食と列の最後尾に並んでいたところ…
あと少しといったところで屋台から店員が現れ私の前の客を以て品切れとのこと。
何たる不運。
ここで事前に調べていた情報を思い出しました。
天天海南鶏飯から3軒隣にある阿仔海南鶏飯の店主は天天から独立して出店したのだとか。
そのため味が似ているとの評判もあり、迷わずそちらのお店でチキンライスを注文。
正直なところ期待はしていませんでしたが、結果は想像以上。
鶏出汁で炊かれたご飯も秀逸で鶏肉もしっとり。
サイズによって価格は異なりますが5S$〜7S$と物価の高いシンガポールとしては良心的ではないでしょうか。
腹塩梅に余裕があったため屋台を一通り眺めて回ると気になるお店が…
店の奥で一生懸命鍋を振る店主が気になり、私の大好物である炒飯を注文してみました。
こちらの海老炒飯は6.5S$と超良心的。
味の方は…びっくりするほど美味しゅうございました。
この価格でこれだけの炒飯を食べさせてくれるお店は多くありません。
お腹が満たされた後は夜景を楽しもうとマーライオン公園へ。
タクシーを降りて間もなく視界に入ったのは、かの有名なマリーナベイサンズ。
暗闇の中に浮かび上がるその姿は、まるで巨大な人工物のモニュメント。
煌びかな夜景に目を奪われつつ歩を進めていると見えてきたのはマーライオン。
シンガポールと言えばマーライオンを思い浮かべる方も多いはず。
国の位置や成り立ちは知らずとも、マーライオンの姿だけは記憶にあるという方も多いのではないでしょうか。
マーライオンの周りでは面白写真を撮ろうと、水を飲むような格好をする観光客にシャンプーをするような仕草を見せる観光客と様々でした。
私はマリーナベイサンズとマーライオンを絡めた定番のアングルで記念撮影。
一頻り夜のシンガポールを楽しんだ後は翌日の朝食を調達しようと思いましたが、ふと視線を移すと亜種チビマーライオンを発見。
こちらは吐き出される水量も少なめで、ひっそりとした雰囲気でした。
こうして遊び倒した初日でしたが、翌日はいよいよシンガポールの探鳥へ。
そちらの様子は後日更新の日記へ続きます。