2026年2月9日
本日更新の日記は1月2〜4日の観察から。
2026年の鳥見始めは運試しとばかりにヤマドリの観察へ出向きましたが、今年の運勢は大吉。
空振り覚悟で観察地へ赴くと既にヤマドリの姿があり、何の苦労もなく観察を楽しむことができました。
こうした結果から鳥運の良い年になることを信じて、1月2日は大潟村へ行ってみることに。
冬季休暇七日目。
暫くコミミズクの観察が続いたこともあり、この日は目新しい出会いに期待しつつ村へ入るとシジュウカラガンの群れに遭遇。
群れを確認すると全ての個体がシジュウカラガン。
この時期としては珍しく500羽ほどの群れだったでしょうか。
シジュウカラガンの多くは宮城県で越冬するため、真冬に見られる群れは小規模なものがほとんど。
本県において纏った数が見られるようになるのは北帰行の時期です。
群れのなかにヒメシジュウカラガンが混ざっていないか可能な限りチェックを繰り返しましたが、残念ながらそれらしき個体は混ざっておらず。
とは言え私にとって今季初の観察であったため新鮮な気持ちで観察することができました。
更なる出会いに期待して車を走らせると…
「なんじゃこりゃあ!?」
私の目に飛び込んできたのは目立った場所に止まるコミミズク。
何をそんなに騒ぐことがあるのかと思われた方も多いことでしょう。
勿論、目立った場所に止まっているだけであれば運が良かっただけで終わる話。
しかしこの日はあちこちにコミミズクの姿がありました。
長いこと大潟村へ通っていますが、こうした光景を目にしたのは初めて。
鳥運という言葉で片付けてよいのか分からないほど、異常とも思える光景でした。
前日までの荒れた天候から一転して、久しぶりに風が穏やかになったからなのか。
探せば探すほど見つかるコミミズク。
一体何羽がこの場所へ集まっていたでしょう。
例えて言うなら大潟村の越冬個体が全て集まったようなお祭り状態。
なかには側溝に隠れている個体も見られましたが、こちらはカラスが近寄っても知らないふり。
一方、こちらの個体は上空のヒシクイが気になる様子。
こうした状況に居合わせたバードウォッチャーも驚きを隠せなかったはず。
どの個体を観察していいのか迷った方も多かったのではないでしょうか。
更に驚かされたのは次々に飛来する別個体。
何処からともなく飛来すると隠れる様子もなく目立った場所へ。
この日の出来事を様々な視点から考えてみましたが、合点のいく答えが見つかりませんでした。
集団塒を取った個体が目立った場所に出ただけと考えるには不可解な点が多過ぎます。
難しい話は別として、今後こうした場面に遭遇することはないかもしれません。
そのように考えると貴重な経験を積むことができました。
見落としている個体もあったと思いますが、この日はコミミズク以外の観察を考えていたため村全域を巡回してみることに。
久しぶりに穏やかな天候となったことが功を奏したのでしょうか。
この日は猛禽類が活発に動いており、オオワシ・オジロワシ・トビ・オオタカ・ノスリ・チュウヒ・ハイイロチュウヒ・ハヤブサ・チョウゲンボウ・コチョウゲンボウと大潟村で見られる猛禽類を全種確認。
※今季ケアシノスリは未確認。
但し、観察ができたかというと別問題。
道すがら見られたオオタカを観察しようと車を停めましたが、双眼鏡に手をかける間もなく遥か彼方へ…
水辺をヒラヒラと飛ぶチュウヒも車を停めた途端にUターン。
コチョウゲンボウはカメラを向けると直ぐに飛去してしまい、全く良いところがありません。
猛禽類が背を向けている写真は警戒心の表れであり、逃げを連想させる写真は私が最も嫌うところ。
猛禽類に振られ続け、結局行き着いた先はハクガン。
渡来当初は容易に見つけられたハクガンも、雪が降ると途端に目立たなくなるため探す気にならなければ見つかりません。
こちらの群れとは別に鉛色の空を飛ぶ群れも見られ、こうした様子から幾つかの群れに分散していることが伺えます。
群れのなかからアオハクガンを探そうかとも考えましたが、膨大な量のデスクワークを残したまま観察へ出ていたこともあり、この日の観察はここまで…
と思いましたが、帰路について間もなく農道脇に12羽のハクガンが。
Snow Gooseと言うだけあって雪景色に溶け込む姿は、まるで雪原の一部が動いているかのようでした。
冬季休暇の八日目は所用のため観察をお休み。
そして迎えた休暇最終日。
この日も用事が立て込んでいたため観察を休まなければなりませんでしたが、風の強い状態が続き気になったのはコミミズク。
これまでの観察例からも風を凌ぐコミミズクが見られるのではと、用事を考慮して夜明け前に自宅を出発。
黎明の空が白み始めた頃、薄っすら見えたのは並ぶように風を凌ぐ4羽の姿でした。
こちらの場所では以前も2羽のコミミズクが見られたため、この日も同様の形で北風を凌いでいたようです。
こうして幕を閉じた年跨ぎの冬季休暇。
この休暇中は出来過ぎとも言えるほど、記憶に残る観察が続きました。
この先も同じような出会いに恵まれるとは限りませんが、今年は鳥運の良い年になると信じて各地を駆け巡りたいと思います。
本日の観察日記はここまで。