2025年8月8日
本日更新の日記は観察旅行記。
災害級の暑さが続くようになり夏場の観察は命懸けと言っても大袈裟ではなくなってしまった昨今。
日常生活すらままならない状況になることを見越して今年の夏季休暇は南半球への逃亡を画策しました。
日本と季節が真逆になる南半球では暑さに項垂れることなく快適に過ごせるはず。
そのように考え当初はニュージーランドの旅を企画したものの、下調べを進めるうちに費用対効果が低いと判断。
一度白紙になった企画を練り直し、悩んだ末に決めた行き先はオーストラリア。
オーストラリアと言えば一昨年の旅を思い出しますが、今回は西海岸のパースを目的地としました。
オーストラリアへ渡航するにあたり下準備として電子渡航許可(ETA)の申請、国際免許証の取得など様々な準備を整えなければいけませんが詳しくは以前の旅行記を参照。
※画像をクリックすると2023年のケアンズ旅行記(準備編)へ移動します。
夏季休暇の前日。
仕事を終えると慌ただしく身支度を整え秋田空港へ向かいましたが、その道中ふとした疑問。
レンタカー会社からの事前通知が届いていなかったような…
通常、出発が差し迫ると宿泊先やレンタカー会社より予約確認のメールが届きます。
私が予約していたのはこちらのレンタカー。
しっかりと予約番号の記載があり、予約にミスがあったようには思えません。
念の為に決済状況を遡ると予約当日の日付で代金が引き落とされていました。
しかし個人アカウントの予約欄は空白になっており、これは一体…
仮にレンタカーの予約が正常にできていなければ公共の交通機関、若しくはタクシーでの移動を余儀なくされます。
とんだ災難に巻き込まれてしまいましたが、不安を抱えたまま渡航するのは真っ平御免。
例えお金が無駄になったとしても安心を得たいと考えた私は急遽別サイトから予約を取り直しました。
偶然空きがあったから良かったものの、もし空きがなければどうしていたでしょう。
ホッと胸を撫で下ろしたところに再び災難が…
使用する機材の到着が遅れたため搭乗時刻が遅れたまでは良かったのですが、全ての乗客が着席して間もなく『機材に不具合が見つかったためこれから修理します』とのアナウンス。
修理はいつ終わるか未定であるとのこと。
この頃、秋田空港には雷鳴が響き土砂降りのお天気に。
暗雲立ち込める状況に私の脳裏を過ったのは欠航の二文字。
仮に欠航した場合、私が搭乗していたのは最終便であったため代替となる便がありません。
新幹線の最終便にも間に合わず残された手段は自家用車での移動のみ。
もう腹を括るしかありませんでした。
秋田県民にとって東京まで8時間という時間感覚は昔からの常識であり、多少休憩を挟みながらも不眠で走れば何とかなるでしょう。
機長からの状況報告が二転三転するため多くの乗客は欠航を覚悟していたはず。
そろそろ欠航のアナウンスが入るだろうと思った矢先『無事、修理が終わりました。間もなく出発します』とのアナウンスがありました。
腹を括っていただけに拍子抜けしましたが、結果的に約一時間遅れで羽田空港へ到着。
自宅を出発してからの数時間、ドタバタ劇の連続でした。
翌朝の移動に備えて下見や買い出しを済ませホテルへチェックインしたのは23時頃に…
日中は通常通り仕事をしていたこともあり、本当に疲れ果てた一日でした。
2025年8月9日
出国当日。
羽田空港併設のホテルを出ると出発フロアは早朝から大混雑。
テレビ中継でよく見るあの光景です。
それでもオンラインチェックインや自動手荷物預け機が普及したことにより、嘗ての混雑に比べるとだいぶ緩和されたでしょうか。
今回は成田空港からの出国であったため、羽田空港第二ターミナル6時50分発のリムジンバスに乗って移動しました。
田舎者にとって都会の構造物は全てが新鮮。
口を開けて見ているうちにリムジンバスは成田空港第一ターミナルへ。
ケアンズの旅では第三ターミナルからの出発でしたが、今回は贔屓にしているANAを利用したため第一ターミナルからの出発です。
こちらも羽田空港に負けず劣らずの大混雑。
制限区域へ移動するにあたり利用したのはZカウンター。
Zカウンターとはファーストクラスの予約者、またはダイヤモンド会員のみが利用できるチェックインカウンター。
通称Z屋敷。
この箱型の建物の中が気になるという方もきっと多いはず。
嘗て平会員だった頃は縁遠い世界と思っていただけにまさか門を潜る日が来ようとは…
屋敷の中はこのような感じ。
中へ入るとスタッフが丁寧過ぎる対応をしてくださり、正直なところこちらが恥ずかしくなるほど。
年始に利用した羽田空港第二ターミナルのRカウンターは掘っ立て小屋という印象でしたが、こちらは専用の保安検査場に直結ということもあり利便性は段違いでした。
保安検査を終えて出国手続きまでは流れ作業。
Z屋敷へ入ってから制限区域へ移動するまでの所要時間は僅か10分足らず。
ダイヤモンド会員の恩恵を最も実感できたと云っても過言ではありません。
地上スタッフによると成田空港のスイートラウンジは二個所あるとのことでしたが、今回は搭乗口から最寄りのラウンジを奨められそちらを利用することに。
ラウンジ内の造りは羽田空港と異なる雰囲気でしたがサービス内容は同一のようです。
早速タダ飯で腹拵え。
【 ハンバーグ 】
【 とんこつラーメン 】
こうした食事を何回繰り返すと元が取れるのか…
発想が貧乏くさいと思いつつも、羽田空港国内線スイートラウンジで頂くことのできるANAカレーには提供開始前から行列ができます。
※17時以降の提供。
行列を初めて目にした時「ダイヤモンド会員がカレーごときに並ぶのか」と何とも言えない気持ちになりましたが、皆さん元を取ろうと一生懸命なのかもしれません。
ラウンジでは旅を共にする友人と合流。
成田空港の出発時刻は10時55分。
所要時間10時間05分、移動距離8165kmロングフライトの始まりです。
初めての渡航先ではありませんが、オーストラリアは国土が広いためマップの掲載から。
パースはオーストラリアの1/3を占める西オーストラリア州の州都。
オーストラリア第4の都市で世界一住みやすい街に選ばれたことがあるそうです。
距離こそ離れているものの日本との時差はマイナス1時間。
時差ボケの心配が無いため日本人にとって過ごしやすい国になるのではないでしょうか。
機内へ入り着席するとCAが駆け寄り『遠藤様、いつもご搭乗ありがとうございます。私、客室乗務員の◯◯と申します』とエコノミー席にも関わらず入国カードを持ってきてくださいました。
お陰様でいち早く入国カードの記載ができ、こうしたところにも上級会員の恩恵を感じます。
離陸から約一時間後、お菓子と飲み物のサービスがあり約二時間後には昼食の提供がありました。
内容としては身の丈に合った学校の給食レベルでしたが、後から配られたハーゲンダッツが地味に嬉しかった。
昼食を終えてからは何もすることが無かったためひたすら外を眺めていたものの赤道上空は特に雲が多く気流も不安定。
そのため赤道直下の島々は一切見ることができず。
到着まであと二時間半といった頃、ようやくオーストラリア上空へ到達。
今回私は右側の席を指定しましたが、終始西陽を受ける羽目となり全く景色を楽しむことができませんでした。
パースへの渡航は左側の席がお奨めです。
間もなくして軽食の提供があり、一食として見るとかなり少なめではありますが小腹を満たすには充分。
こちらを食していると日没時刻が迫り、上空からは面白い景色を見ることができました。
陽もとっぷりと暮れた現地時刻19時35分、定刻よりも25分早くパース空港へ到着。
現地の天候は雨と報じられていましたが到着した時には既に止んでおり、気温は15℃とのこと。
降機してから待ち受ける入国審査は驚くほど簡単。
パスポートをスキャンして顔写真を撮影すると、レシートのような物が発券され入国カードと一緒に審査官へ渡すだけ。
審査官から発せられたのは『サヨラナッ』の一言。
入国に際し何の質問もありませんでした。
制限区域を出るとひんやりとした空気が流れ冬のオーストラリアへ来たことを実感。
Arrival Exit の向かいにはSIMカードの販売店が三店舗並んでおり、今回は定評のある Optus で購入。
空港で販売されるSIMカードは選択肢の幅が狭く、私が購入したのは60GBと大容量。
価格は35$の物がセールになっており25$で買うことができましたが、取り急ぎ必要が無ければスーパーやコンビニで5GBまたは10GBの物を買った方がよいでしょう。
SIMカードのセットアップ後はタクシーを拾って宿泊先へ。
客室のテレビが Welcome board になっており粋な計らいです。
客室の作りは日本と異なるため日本人にとっては理解し難い構造。
何はともあれ無事に到着できて一安心。
安堵の気持ちと裏腹にどうしても頭から離れなかったのはレンタカー。
予約したレンタカーは一体どうなっているのか…
翌日はレンタカーの調達から始まりましたがそちらの様子は後日更新の日記へ続きます。